代替馬 スピカシチー(カメルーンU) 第28戦


友駿愛馬第38号はマリアンヌシチーの代替馬。

マリアンヌシチーの代替はスピカシチー(カメルーンU)とアリエルシチー(フランスU)に振り分けられたが、父アドマイヤムーンに対する思い入れと早期にデビュー出来そうだったことからアリエルの打診を断りスピカシチーに交換して貰った。

思惑通り2歳7月の早期デビュー。小柄だし結果は諦めていたが、見どころのある末脚で芝でもダートでも6、7着は確保。そして交流戦で、脚色劣勢ながらハナ差で凌ぎ切り優勝。


昇級してからも勝ち負けには程遠いが内容や時計はともかく8戦連続出走奨励金確保など、村山明調教師は蛯名正義、岩田康誠、戸崎圭太と言ったビッグネームを乗せてくださり、また想定を見て機敏に少頭数のレースを選択したり本当に上手くやってくださった。

しかし、気性の悪さが強くなり、ろくに調教も出来なくなったことから、環境を変えるために関東の中野栄治厩舎に転厩。

転厩緒戦はしてからは急遽の乗り替わりで出会うことになった中井裕二騎手の素晴らしい判断と騎乗で5着とスピカシチー生涯初の中央での掲示板を確保!!続くレースも6着と好走。

しかし、美浦でも時間の経過と共に気性の悪さが強くなり、やはり追い切りもろくに出来ない状態に。そんな中、交流戦でも大敗続き、中央でもさっぱり。ついに次の芝のレースで進退を決めると宣言された。

その進退を賭けた一戦は交流戦だったが終い素晴らしい伸び脚で5着と存在感を見せ、即座の引退は回避された。その次の中央でのレースは道中鞍がズレてまともに追えない状態に。


前走後、さすがに中1週で盛岡→美浦→北海道という無茶苦茶なローテが響き疲労が見られるので7月6日辺りに放牧に出されましたが、17日に帰厩を確認しました。


8月9日 新潟12R 500万下 芝1800m 定量に出馬想定。フルゲート18頭のところにたったの9頭だったが、結局回避し予定通り次週へ。

8月17日 新潟7R 500万下 芝1800m 牝馬限定 定量か8月17日 札幌8R 500万下 芝1500m 牝馬限定 定量に出走予定。

一応、8月16日 新潟9R 糸魚川特別 500万下 芝2000m 混合 定量 にも特別登録。フルゲート18頭のところに特別登録数は22頭。

水曜日の想定段階では8月17日の新潟7R 500万下 芝1800m 牝馬限定 定量1本に。フルゲート18頭のところ想定数は26頭。出走は微妙だったが、あまりにメンバーが濃厚で回避する馬も多く確定。結局18頭立て。

鞍上はスピカシチー史上23人目となる原田和真騎手。


15着/17番人気。

着ほど差はないものの、パンチ不足は明白。そりゃ、きちんと追い切れていないのだから。


レース回顧と時計の分析、レース後の原田和真騎手と中野栄治調教師のコメントを掲載。

追い切りでも馬場入場を嫌がりまたしてもろくな追い切りができず。もう大敗させて引退に向かっているのは明らか。

(2014年11月14日完結)

2014年7月14日立ち上げ

●前走後、7月6日辺りに放牧に出されました

 前走は中1週で盛岡→美浦→北海道と進退の判断を急いだ結果、無理な強行軍になった我らが愛馬スピカシチーですが、道中鞍がズレてまともに追うことができず、大敗しました。

 さすがに疲労は著しく、7月6日辺りに放牧に出されました。

以下は7月7日に定期更新されたクラブ公式HPスピカシチーの近況報告です。

今週の出走を予定していましたが、若干トモの歩様に違和感があることから一旦放牧に出ました。中野師は「大したことはなく、ここにきて腰に疲れが出たようです。恐らく盛岡と函館に輸送したことが疲労の原因かと思います。1週間から10日ほどゆっくりさせれば良くなると思います。出走については状態を見て決めますが、福島の最終あたりか札幌戦を検討しています。いずれにしても芝のレースで巻き返しを図りたいと思います」と話しています。

 ということで、どこに放牧に出されたのかはわかりませんが、7月6日辺りに放牧に出されました。

 更に同7月14日に定期更新されたクラブ公式HPスピカシチーの近況報告は次の通りです。

今週、トレセンに帰厩する予定です。中野師は「先週、牧場で歩様などを確認しましたが問題ありませんでした。出走については状態を見て決めたいと考えていますが、今のところ札幌を検討しています。前走は思わぬアクシデントで力を出すことが出来ませんでしたが、盛岡の交流戦のような競馬が出来れば、メンバー次第によっては巻き返しが図れると思います」と話しています。

 結局どこからかわかりませんが、今週トレセンに帰厩するようです。我々が放牧先にお金を払っているのだから、どこかくらいきちんと伝えて欲しいものです。この辺りがY社クオリティ。

これ以降は2014年7月18日に作成

●7月17日に帰厩を確認しました

 前走後、強行軍でさすがに疲労の見えた我らが愛馬スピカシチーは7月6日辺りにどこかへ(クラブ公式HPでの発表は一切なし)放牧に出されていましたが、7月17日に帰厩を確認しました。

 次走は札幌の芝のレースということですが、もしかして、デスティニーシチーとグランデアモーレが出走を予定している7月27日の札幌7Rの芝1500mなのでしょうかねぇ。いや、同日の1800mでしょうね。

これ以降は2014年8月7日に作成

●気になる出馬想定表(8月9日 新潟12R)

出馬想定表 8月9日 新潟12R 500万下 芝1800m 定量 フルゲート18頭 想定数9頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アンブリッジローズ エスポジート  7/12 500万 福島芝2000 10
サトノスティング 内田博幸  7/20 未勝利 福島芝1800 12
スピカシチー  6/15 遊楽5下 函館芝1800 13 13 10
チャンピオンルパン 内田博幸  6/15 未勝利 東京芝1600
デルカイザー 北村宏司  4/26 新緑5下 東京芝2300 11
ノーブルプラネット 戸崎圭太  6/29 500万 東京芝1600 11
ファーストオーサー 石橋脩  5/03 500万 東京ダ1600 11 14 16 14 12
ベルゲンクライ 吉田豊  7/12 500万 福島芝2000 14 10
レインボーラヴラヴ 大野拓弥  7/06 雄国5下 福島芝1800 11

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート18頭のところに現在9頭出馬想定されています。

スピカシチーは元々来週の牝馬限定戦の出走予定でしたが、少頭数の美味しいレースがあったので出ようかな?というところです。本当に9頭前後で確定するのならこのレースで良いと思いますが、13頭くらいになるのなら次週の限定戦の方が良いですね。

これ以降は2014年8月8日に作成

●出馬想定されていた8月9日 新潟12Rは回避

 出馬想定されていた8月9日の新潟12Rは11頭とフルゲート割れで確定しましたが、そこにスピカシチーの名前はなく今週は回避しました。

 出走数の少ない美味しいレースでしたが、ここまで追い切り時計が1本もありませんし、こんな状態で出しても結果は得られないでしょうから来週の予定していた牝馬限定戦にスライドするのは賛成ですね。いろいろと視野に入れてくれており有り難いですね。

 ということで今の所、8月17日 新潟7R 500万下 芝1800m 牝馬限定 定量8月17日 札幌8R 500万下 芝1500m 牝馬限定 定量に出走予定です。

これ以降は2014年8月11日に作成

●気になる特別登録表(8月16日 新潟9R)

特別登録表 8月16日 新潟9R 糸魚川特別 500万下 芝2000m 混合 定量
フルゲート18頭 特別登録数22頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
イイデフューチャー
エイシンノーティス
エスターブレ
カゼノサファイア
キズナエンドレス 伊藤工真
サウンドメモリー 蛯名正義
ショウナンパンドラ 岩田康誠
スピカシチー  6/15 遊楽5下 函館芝1800 13 13 10
ダンシングハバナ 田辺裕信
チャペルプリンセス
テイエムブシドー 江田照男
ティンホイッスル
トウカイクオーレ
ビッグバンドジャズ 横山典弘
ミラクルアスク
ミラクルラヴィ
ムードスウィングス エスポジート
メイクアップ 内田博幸
メイショウグレア
モモトンボ
レッドオラシオン 吉田豊
レッドグルック 戸崎圭太

フルゲート18頭のところに特別登録数は22頭です。スピカシチーは一応の登録程度で本線は平場の牝馬限定戦だと思われます。

これ以降は2014年8月14日に作成

●気になる出馬想定表(8月17日 新潟7R)

出馬想定表 8月17日 新潟7R 500万下 芝1800m 牝馬限定 定量 フルゲート18頭 想定数26頭
馬名 予定騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤジャパン 岩田康誠
イタリアンフェッテ
カナルナニ
キズナエンドレス 伊藤工真
サンアグライア 江田照男
サンマルダーム
スイートクラウン 大野拓弥
スピカシチー  6/15 遊楽5下 函館芝1800 13 13 10
ソムニアシチー 田中勝春
チャペルプリンセス 石川裕紀人
チュロ 木幡初広
ツクバアスナロ 吉田豊
ティックルゴールド 大野拓弥
トクラットリバー 太宰啓介
ニシノカザブエ 伴啓太
ハーモニーフェアー 蛯名正義
パシャドーラ 北村宏司
プレミアステイタス 内田博幸
ミラクルアスク 田辺裕信
ムードスウィングス エスポジート
モモトンボ 原田和真
ルーベンスクラフト 木幡初也
ルネッタアスール
レイヌドネージュ 横山典弘
レッドレイラ
ローズマンブリッジ 戸崎圭太

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

 水曜日の想定段階ではこのレース1本に絞られたようです。フルゲート18頭のところに想定数は26頭で出走は微妙です。

これ以降は2014年8月15日に作成

●出馬確定表

出馬確定表 8月17日 新潟7R 500万下 芝1800m 牝馬限定 定量 全18頭
馬名 騎手 前走 過去着順 追い切り
アドマイヤジャパン 岩田康誠  5/18 秩父10下 東京芝2000 10 15 11
サンアグライア 江田照男  7/27 栗子5下 福島芝1800
スイートクラウン 大野拓弥  5/25 500万 新潟芝1800 11 10 12 13
スピカシチー 原田和真  6/15 遊楽5下 函館芝1800 13 13 10
ソムニアシチー 田中勝春  7/13 織姫5下 福島芝2000 8
チュロ 木幡初広  3/30 500万 中山芝1800 10 12
ツクバアスナロ 吉田豊  2/18 クイGV 東京芝1800 15
ティックルゴールド 藤岡康太  5/04 スイOP 東京芝1800 14 12
トクラットリバー 太宰啓介  4/13 喜多5下 福島芝1200 11 14 17 12 12
ニシノカザブエ 伴啓太  7/27 未勝利 福島芝2000 10 10
ハーモニーフェアー 蛯名正義  5/17 500万 新潟ダ1200 12 11 11
パシャドーラ 北村宏司  7/13 織姫5下 福島芝2000
プレミアステイタス 内田博幸  7/06 500万 福島ダ1700 15 12
ミラクルアスク 田辺裕信  5/03 500万 新潟芝1600 13
ムードスウィングス エスポジート  7/27 栗子5下 福島芝1800 14
レイヌドネージュ 横山典弘  6/14 500万 東京芝1600
レッドレイラ 柴田善臣  7/13 織姫5下 福島芝2000 12 11
ローズマンブリッジ 戸崎圭太  7/19 500万 福島芝1800

表中 騎手の太字は乗り替わり 青字は1000万クラスでの成績

結局、想定していたレースで確定しました。鞍上はスピカシチー史上23人目(28戦)となる原田和真騎手です。よくこんなにいろんな騎手が手配できるものですねぇ。

●新潟芝1800mコース解説

 スタート地点は芝1200mと同じ向正面の直線入り口。3コーナーまでの距離は748m。前半は各馬ポジションを取りに行き、ある程度流れるが、中盤で落ち着くため、全体の流れとしてはほぼスローペース。最後の直線での追い比べで勝敗が決する。脚質を問わず、末脚の持続力が最も重要になってくる。ただし、逃げ馬は少し苦しい。
 芝1600mと同様に、中央場所では今一歩決め手に見劣る重めのノーザンダンサー系の種牡馬の産駒が、速い上がりを使えるのがこのコースの特徴。ただし、芝1600mはいま1つだったサンデーサイレンス産駒は、ここでは力を発揮できる。
 外回りコース全般の特徴として、開催が進み内側の馬場が荒れ出すと、最後の直線は各馬外に持ち出す。従って、枠なりに進められる外枠の方が競馬をしやすい。
有利な枠順 外枠
有利な脚質 先行、差し
ポイント 末脚の持続力
種牡馬ベスト サンデーサイレンス、ダンスインザダーク、フジキセキ
連対騎手ベスト 蛯名正義、田中勝春、後藤浩輝、中舘英二、北村宏司
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 1分50秒5
2歳未勝利 1分49秒0 1分50秒4
2歳500万 1分48秒5
3歳未出走 1分50秒8
3歳未勝利 1分48秒3 1分48秒9 1分50秒0 1分49秒6
3歳500万 1分48秒2
古馬500万 1分47秒2 1分47秒6 1分49秒3
古馬1000万 1分46秒9 1分46秒9 1分46秒4
古馬1600万 1分46秒2
古馬オープン 1分45秒5

●騎手は原田和真騎手 ほっさん評価「E」

 今回のスピカシチーの鞍上はスピカシチー史上23人目(28戦)となる原田和真騎手です。

 正直、名前は存じていますが、原田敬伍騎手と顔も何も区別がつかず、どんな騎手かさっぱりわかりません。私ほっさん軍団の愛馬の騎乗も今回が初めてです。今回はメンバーが強すぎて、誰が乗っても大敗という結果に変わりはないと思いますが、減量を生かして少しでも上の着に導いて欲しいですね。


 2014年8月15日現在、JRA通算12勝、重賞未勝利。勝率1.6パーセント、連対率3.7パーセントと騎乗馬の質を考慮しても3キロの減量を考えると低すぎる数字。昨年(2013年)は2勝、勝率1.1パーセント、連対率2.8パーセント、本年(2014年)は5勝、勝率2.2パーセント、連対率4.4パーセントと減量3キロが重宝されて通年以上に数字を残している。


 原田 和真(はらだ かずま)は1994年1月15日生まれの20歳、JRA(日本中央競馬会)の3年目の騎手である。騎手免許は平地競走、障害競走両方の免許を有しており、障害戦にも今年から積極的に騎乗している。所属は美浦の天間昭一厩舎だったが、2014年6月1日付けでフリーとなった。


 2012年3月3日、天間昭一厩舎所属として第1回中京競馬1日7Rデビュー。11番人気10着だった。同期には菱田裕二、中井裕二、長岡禎仁 各騎手がいる。初勝利は比較的早く、同3月10日、第2回中山競馬5日2Rカシノアポロンで優勝。しかし、その後同期の中では遅れを取っている。


 2012年デビューの新人騎手5人の2014年8月15日までの騎乗成績は以下のとおりです。

菱田裕二 121勝
中井裕二  67勝
長岡禎仁  18勝
原田和真  12勝
 ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)

●追い切り情報(8月15日作成)

前走前 時計の計時なし



8月15日 美浦北C 稍重馬場 ゲートなり
ゲート
原田和真
14.5
15.7
16.0
 8月15日、結局今回もろくな追い切り時計もなく出走します。追い切りでは馬場入場も嫌がるということで、転厩して環境を変えてやってこられましたが、またそろそろ限界のようです。
 私ほっさんの追い切り評価は「C」です。まともに調教もしていませんし、激走はあり得ないでしょう。

これ以降は2014年8月19日に作成

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「ローズマンブリッジの前走は超久々。そのせいか、力みが目立ったが、それでいて現1600万のブロードスターと0秒1差。能力は高く、叩いて牝馬同士なら。相手本線は特別好走のムードスウィングス、新潟走るレイヌドネージュとしたが、伏兵は多く、混戦。」


短評は「伏兵多し」



予想家の印
馬名 吉田幹 林茂徳 吉岡哲 CPU
プレミアステイタス
ツクバアスナロ
ローズマンブリッジ △△
チュロ △△
アドマイヤイチバン
パシャドーラ △△
レイヌドネージュ △△
スピカシチー
ソムニアシチー
ムードスウィングス
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
スピカシチー 69 42 50 55
パシャドーラ 77 75 68 75
ムードスウィングス 82 82 77 75
ソムニアシチー 80 80 78 75
レイヌドネージュ 78 76 78 73
アドマイヤイチバン 80 65 79 74


デイリー馬三郎

本紙の見解

「◎ローズマンブリッジは久々で牡馬相手にC着。A着馬とは頭+鼻差で、前半はかなり気負っていたことを思えば上出来だ。新潟も歓迎で、牝馬限定戦なら首位争いになる。○ムードスウィングスが長い直線で決め手を生かす。〈加藤〉」

◎ ローズマンブリッジ
○ ムードスウィングス
▲ ソムニアシチー
× パシャドーラ
☆ レイヌドネージュ

以下省略

スピカシチーはもちろん無印


スピカシチーは全13記者とも無印

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

スピカシチー(13着)

 「今回は抑えたことで鞍が首のほうまでズレてしまいました。行かせてしまったほうが良かったかもしれません」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「1、2角から抑えて手綱を引っ張った時に肩の方まで鞍がズレてしまったようです。あれでは追うことが出来ず、乗っているだけで精一杯で力を出すことが出来ませんでした。状態が変わりなかっただけに残念ですが、もう一度芝のレースに試してみたいと思います」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●各陣営のコメント

スピカシチー

 「前走の敗因ははっきりしているので悲観はしていない。スムーズに運べれば。」(中野栄治調教師・デイリー馬三郎)

 「前走は鞍ズレで、力を出せず。少し気難しい面があるが、限定戦なら差はない。」(中野栄治調教師・競馬ブック)

 「気難しい面があるので長目をじっくりと乗り込み、いい状態の時にペースを上げています。今日は乗り役を乗せてゲートから出しましたが、いいスタートが切れて態勢は整っています。あとは道中スムーズな競馬を期待したいと思います」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

ソムニアシチー

 「以前の右にもたれるところがなくなっている。スピードで押し切れると思う。」(谷原義明調教師・デイリー馬三郎)

 「右へモタれる面はもう大丈夫。前走も頑張っているし、相手と展開次第で。」(谷原義明調教師・競馬ブック)

 「輸送があるので馬なりの調整となりましたが、好調をキープしており具合は良いようです。前回の福島戦は苦しい展開で一息でしたが、上手く逃げることができればチャンスは十分だと思います」(谷原義明調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

●ほっさん予想

 追い切りでも馬場入場を嫌がりろくな追い切りができずということで、またしても追い切り時計がありません。そんな中、フルゲート18頭でしかもメチャメチャメンバーの揃っているレースに出走。ここで上位に入れるわけもなく大敗は必至です。そして大敗して引退というシナリオが見え隠れしています。

 そりゃ、調教をつける側としてもこの馬は危ないですからねぇ。事故になる前にご遠慮願いたいというのはわからなくはありません。もう転厩してからも十分やっていただきましたし、私はこのレースで引退でなんら構いません。スピカシチーも陣営もよく頑張ってくれました。

これ以降は2014年8月17日に作成(一部11月14日に加筆)

●パドック

 スピカシチーの馬体重は前走プラス2キロの444キロ。パドックでは引き手に甘えたり、チャカチャカとしたりで落ち着きがなかったですね。

●レース 

 スピカシチーはスタートは良かったのですが、前には行かずに10番手の外を追走します。ポジションとしては非常に良かったですね。終いで少しは伸びるスピカシチーですから、直線の長い新潟でもしかして・・・とは思わないですけどね(笑)。

 残り200mまでは順調に伸びていたスピカシチーですが、残り200mで失速。能力の差がはっきりと出てしまいました。結局15着で入線。最後の直線の前半くらいまでは多少の見せ場があったんですけどね。

●時計の評価

 今回のスピカシチーの走破時計は1分49秒1重馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分47秒0、重不良馬場で1分48秒7でした。勝ち馬の時計が1分47秒9ですので、重馬場ですがそんなに走りにくい馬場でもなかったようです。

 スピカシチーは勝ち馬から1秒2の差ですので、15という着ほど悪い内容ではありませんですが、やはり力不足は間違いなく、このクラスを突破する能力は持ち合わせていません。・・・というか、未勝利戦でも勝ち負けはできないでしょうね。

●レース後の騎手・調教師のコメント

スピカシチー(15着)

 「力のいる馬場で終いの伸びがありませんでしたが、それよりコーナーの少ないコースだったので、持ち味を出すことができなかったようです。レース後、特に異常はありませんが今週一杯は様子をみたいと思います」(中野栄治調教師・友駿ホースクラブ公式HP)

 「気難しいと聞いていましたが、返し馬は素直に出来ました。道中は問題ありませんでしたが、少し距離が長いように感じました。」(原田和真騎手・友駿ホースクラブ公式HP)」

●気になる賞金は

 特別出走手当が39.9万円。ここから9着以降ですので2.5万円が減額されますから、37.4万円。1口で割りますと660円程度になると思われます。

●今後の展望

 ダートよりも芝の方が内容は良いものの、しかし能力不足は明白で、もう十分いろいろと試されましたし、何よりも関東でもろくな調教ができなくなっていますから、もう引退で良いと思います。

●最後に

 何度も同じ事を書きますが、もはや馬に走る気も能力もなく、可哀想な気がします。引退でいいですよね。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年7月14日立ち上げ 18日、8月7日、8日、11日、14日、15日、19日、11月14日加筆
スピカシチーの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 6月15日 第27戦 遊楽部特別 500万下 函館芝1800m (13着/13番人気)

2014年 6月 2日 第26戦 JRA指定交流 フレンドリーカップカシオペア賞 B1級(中央500万クラス) 盛岡芝1700m (5着/9番人気)

2014年 5月 1日 第25戦 JRA指定交流 マルチスター特別B2B3 中央500万下クラス ダート1400m (9着/10番人気)

2014年 3月29日 第24戦 500万下 中京ダ1800m (7着/9番人気)

2014年 3月21日 第23戦 500万下 中京ダ1800m (10着/11番人気)

2014年 3月 5日 第22戦 JRA指定交流 名古屋CCジュノ賞 中央500万下クラス ダート1900m (7着/3番人気)

2014年 1月30日 第21戦 JRA指定交流 ガーネットスター賞B2B3 中央500万下クラス ダート1600m (10着/8番人気)

2013年12月 7日 第20戦 500万下 中京ダ1800m (6着/9番人気) 写真多数付現地観戦レポート

2013年11月10日 第19戦 500万下 福島ダ1700m (5着/8番人気)

2013年10月20日 第18戦 粟島特別 500万下 新潟芝1800m (10着/17番人気)

2013年 8月25日 第17戦 鳥栖特別 500万下 小倉芝2000m (7着/12番人気)

2013年 7月14日 第16戦 南相馬特別 500万下 福島芝2000m (7着/8番人気)

2013年 6月18日 第15戦 JRA指定交流 ファンシーサドル特別 中央500万クラス 船橋ダ1800m (4着/4番人気)

2013年 5月11日 第14戦 500万下 新潟ダ1800m (6着/11番人気)

2013年 4月13日 第13戦 500万下 中山ダ1800m 牝馬限定 (7着/4番人気)

2013年 2月23日 第12戦 500万下 阪神ダ1800m 牝馬限定 (6着/10番人気)

2012年12月12日 第11戦 JRA指定交流 初雪特別 中央500万クラス 笠松ダ1800m (3着/3番人気)

2012年10月27日 第10戦 500万下 新潟ダ1800m (8着/12番人気)

2012年 9月17日 第9戦 500万下 阪神芝1800m (12着/16番人気)

2012年 3月 3日 第8戦 第19回 チューリップ賞 GV 阪神芝1600m (11着/14番人気) パドック写真等多数付き 現地観戦レポート

2012年 2月 7日 第7戦 JRA指定交流 パイナップル賞 名古屋ダート1400m (1着1番人気

2012年 1月 5日 第6戦 3歳未勝利 京都ダ1800m (6着/10番人気)

2011年11月13日 第5戦 2歳未勝利 京都芝1600m (6着/10番人気)

2011年10月10日 第4戦 2歳未勝利 東京芝1600m (8着/10番人気)

2011年 9月 3日 第3戦 2歳未勝利 小倉芝1800m (11着/11番人気)

2011年 8月14日 第2戦 2歳未勝利 新潟芝1800m (11着/12番人気)

2011年 7月10日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1400m (7着/11番人気)

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